花と緑の香りめぐり5(2019/8/21)
板橋区立熱帯環境植物館に行ってきました
~前編:イランイランとオウソウカ~ |
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イランイランが咲いた!
板橋区に、東南アジアのジャングルを再現した植物館があります。問い合わせると、今イランイランの花が咲いているということ。実物は見たことがないので、ワクワクしながら行ってきました。
都営三田線「高島平」駅で降りて、5分ほど歩くと到着です。
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まずはイランイランのところへ
入館料の260円を払い、受付を通ります。まずミニ水族館があり、クラゲやカラフルなお魚が出迎えてくれました。
けれど、今日の目的はイランイラン。ハイビスカスも素通りして、いそいろと向かいます。
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大木と聞いていたけれど
見つけました、イランイラン。高さは1メートルくらいで、プラスチック製の鉢に植えられていました。
アロマの本を読むと、たいがい「20~30メートルの大木」と書いてあるので、ちょっと拍子抜けです。
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花はどこ?
さて、木は見つかったけれど、花がどこにもついていません。せっかく来たのに、がっがり…。
そこで、職員の方にうかがってみると、植木鉢をぐるっと回して、「ここですよ」と教えてくれました。裏側に一輪咲いていたようです。
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これが、花
そこには、3~4センチの淡い黄緑色のものがぶらさがっていました。色も形も葉っぱとほどんど同じで、これでは見分けがつきません。職員の方によると、まだ咲いたばかりなのだそうです。
ちなみに、本で見るイランイランの花は、たいがい、マスタードのような濃い黄色です。花びらは、この写真の2~3倍は長く、リボンのように垂れ下がっています。
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精油の香りとは違う…
嗅覚に意識を集中しても、あたりに香りは感じられません。そこで、花に顔を近づけてみると、びっくり。芳香とは言い難い、オシッコくさいようなニオイがしました。
調べてみると、イランイランの花が一番いい香りを放つのは、成熟しきってからということ。精油用の収穫も、このときに行われるのだそうです。
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「オウソウカは、香ります」
何となく腑に落ちない気持でいると、職員の方が、「オウソウカは見ましたか。よく香りますよ」と教えてくれました。
そういえば、イランイラン見たさに、脇目もふらずここまで来てしまいました。もう一度、オウソウカを見に、引き返します。
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オウソウカ、いい香り~♪
オウソウカの木の下に着くと、ほのかな香りが漂っています。花に顔をくっつけると、濃厚な甘さも感じられ、イランイランを思わせる要素があります。
こんなにいい香りなのに、オウソウカの精油は見たことも聞いたこともありません。あるんだったら、ぜひ試してみたいです。
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イランイランとは仲間同士
オウソウカの木に付いている看板を見ると、「バンレイシ科」と書いてあります。イランイランと科が一緒です。
よく見てみると、香りだけでなく、花の色も形もかなり似ています。あとで知ったのですが、オウソウカにはツルイランイランという別名もあるらしいです。
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後編もご覧ください
ここまでは、前編として、イランイランとオウソウカのことをレポートしました。ただ、こちらの植物館には、この2種類以外にも、アロマ的に興味深い植物がいろいろあります。
レポート後編では、プルメリアやタイガー・オーキッドなどのこともお伝えしたいと思います。ぜひ後編もご覧ください。
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→レポート後編につづきます
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