花と緑の香りめぐり5(2019/8/21)
板橋区立熱帯環境植物館に行ってきました
~後編:プルメリア、タイガー・オ-キッドほか~ |
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温室は、香りの植物がたくさん
こちらの熱帯環境植物館では、温室と冷室に分けて、植物を展示しています。
温室では、香りのする植物がたくさん見つかりました。前編でご紹介したイランイランとオウソウカも温室です。
後編に登場する植物も、みんな温室で見かけたものです。
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見た目も香りも、素晴らしい
こちらは、プルメリア。
イランイランに似た甘い香りがしますが、科目が違うそうです。
プルメリアは香りを抽出するのが難しいらしく、アロマの専門店に行っても、あまり精油を見かけません。 |

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ここの土に返します
プルメリアの花が、落ちていました。拾って香りを確かめると、まだいい香りがします。持って帰りたいな。
職員の方にうかがうと、「ここで生ったものは、ここの土に返すことになっています」ということでした。残念。 |

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虎柄のラン
こちらは、タイガー・オーキッド。
開館以来25年めで、はじめて花が咲いたのだそうです。大変珍しいということで、板橋区の公式ホームページにまで、開花のお知らせが載っていました。
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香水に使われています
タイガー・オーキッドは、アロマセラピーでは一般的ではありませんが、有名な香水の香料として使われています。
このときは、貴重な体験ということで、全神経を鼻に集中したのですが、香りはわかりませんでした。
職員の方たちも、日々確認し合っているけれど、わからないのだそうです。
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黄色いのがお花です
こちらは、マダガスカル・ジャスミン。
まだツボミのせいか、香りは感じられませんでした。
ジャスミンといえば、アロマセラピーではおなじみの香りです。ただ、マダガスカル・ジャスミンは、アロマで使うものとは科目が別で、プルメリアの仲間なのだそうです。
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乾燥させると香ります
こちらは、バニラ。
ツル性なので、奥の植物に巻ついています。
鼻をくんくんしてみましたが、香るのは種を乾燥させたものということ。生きた植物からは、香らないんですね。
あまりポピュラーではありませんが、バニラの精油はアロマセラピーでも使われます。
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ちょっとしかとれません
こちらは、月桃(げっとう)。
精油は葉から抽出されるので、指でこすってみました。でも、香りはわかりませんでした。
葉っぱは見るからに丈夫でたくさん収穫できそうですが、月桃の精油は高価です。収率がとても低いということです。
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香りの宝庫、熱帯雨林
こちらの植物館にうかがったきっかけは、イランイランです。
ただ来てみると、いろんな香りの植物と出会えて、想像以上にいい体験になりました。
アロマセラピーはヨーロッパ発祥ということで、熱帯雨林の環境は、自分のなかで盲点になっていました。
これからは、機会をつくって、いろんな温室を訪ねてみたいと思います。
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(←レポート前編もご覧ください)
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