花と緑の香りめぐり(2)
「らんざんラベンダーまつり」に行ってきました(2019/6/13) |
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林を抜けて、会場へ
今年の6月、埼玉県比企郡嵐山町に、「千年の苑ラベンダー園」がオープンしました。なんでも、植え付け面積が、日本最大級なのだそうです。
東武東上線「武蔵嵐山駅」で下車し、バスに乗って、ラベンダー園に向かいました。
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ラベンダー園に到着です!
…でも、花の時期にはちょっと早かったみたいです。印象としては、咲いているのは、園全体の半分という感じ。咲いているものでも、7分咲き程度でした。
わたしの後ろを見ていただくとわかると思いますが、植えたばかりのような小さな株がたくさんあります。まだ準備中なのかな。
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主役はラバンジン
「千年の苑」の主役は、ラバンジンという種類のラベンダー。写真の通り、花の穂先がシュッと尖っていて、色は少し灰がかっています。
株は大きく、成長すると縦も横も1メートルほどになります。ラバンジンのうねをまたぐときは、大股でヨイショという感じでした。
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精油でおなじみイングリッシュ系
イングリッシュ・ラベンダーも少し植えられていました。花の穂先は丸く、色は紫が濃く鮮やかです。
わたしたちアロマセラピーの世界でラベンダーというと、一般的にイングリッシュ系を指します。 |

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比べてみると…
右のうねがラバンジンで、左がイングリッシュ・ラベンダーです。右は花の色がグレイッシュで葉や茎の色と同化していますが、左は紫色がはっきりとわかります。
香りもそれぞれ個性があります。ラバンジンは爽やかさが際立ちますが、イングリッシュ・ラベンダーは甘さが強いのが特徴です。
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白いラベンダー
見た目の通り、ロングホワイトという名前です。これも、ラバンジンの一種なのだそうです。
満開になれば、白と薄紫色とのコントラストが楽しめるのでしょう。
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摘み取り体験しました
指定された区画のなかなら、ラベンダーを摘み取ることができます。300円を払うと、ハサミと直径5センチほどのリングを渡されました。このリングのなかに入る分だけ摘み取っていいというシステムです。
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ラベンダーのソフト・クリーム
屋台の行列に5分並んで、ゲットしました。1個400円也。
買う人が絶えないので、期待して食べましたが、あまり風味が感じられません。以前、たんばらラベンダーパークで食べたときは、口のなかがラベンダーの香りでいっぱいになったのに。
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食事は一か所だけ
「千年の苑ラベンダー園」は、管理面が優先されるようです。
たとえば、園内は、「イベント会場」という屋台が集まったエリアでしか、食事をとることが許可されていません。
にもかかわらず、イスとテーブルが少なく、自分のスペースを確保するのに手こずりました。向こうには、立って食べている人もいます。
わたしが行ったのは平日です。土日はさぞ大変なことでしょう。
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トイレがひとつしかない
「国内最大級」が売りの広大なラベンダー園。それなのに、いったん入場してしまうと、トイレが一か所しかありません。
トイレにしても、食事にしても、お客さんが楽しめるかどうかは、二の次になっているのではないでしょうか。
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香りの楽しみも伝えてほしい
アロマセラピストとして希望を言えば、ラベンダーの香りの部分にも、スポットをあててもらえると嬉しいです。
たとえば、千年の苑オリジナルの精油や芳香蒸留水があれば、ぜひ試してみたいです。
この日、風が吹くたび、ラベンダーの爽やかな香りが通り抜けていきました。この魅力を十分に活かしてもらいたいと思います。
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